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3.インストールする前にやっておくこと ~計画編~

さてサーバも用意できたことだし、インストール...と行きたい所だけど、その前にちょっと知っておくことがある。これをやっておかないと後でエライ目に遭ったりするので、ご注意を。

どのXOOPSを入れるの?

まず考えないといけないのは「どのXOOPSを入れるか」ってことだ。というのも現在、日本語版のXOOPSは大きく分けて2つある。それはXOOPS2.0.xJP系列とXOOPS Cube Legacy2.1.x系列だ。人気のあるオープンソースプロダクトでは、開発者の見解の相違によって派生バージョンが多く生まれることがある。XOOPSでもその例にもれず、系統が2つあるというわけだ。

2つある基本パッケージ

  • XOOPS2.0.xJP系列
    運用実績が長く過去の資産が活かせるのが強み。ただし、機能強化や今後のバージョンアップを考えると、ちょっと考え物かも。
  • XOOPS Cube Legacy2.1.x系列
    日本の開発の主体がこっちに移ってるので、将来性がある。

詳しい説明はここを参照するといいだろう。

最新のXOOPSを入手する http://www.xugj.org/modules/documents/index.php?content_id=6

まあ使う側の立場からいえば、どちらのバージョンでも自分の用途に合ってくれればそれでいいや、ってのが正直な所なのだが、ここで選択を誤るとせっかく構築したのにまた最初からやり直しってことにもなりかねない。よーく考えることにしよう。

で、ここからは俺の個人的意見だけど、まあこれからXOOPSでサイトを構築したいならXOOPS Cube Legacyにしておいた方が無難、ってことだ。特に漢字コードをUTF-8にしたいならXOOPS Cube Legacyの方が圧倒的に面倒が少ない。どうしてもXOOPS2じゃないと動かないモジュールがある、という理由でもない限り、積極的にXOOPS2を選択する理由が見つからない(わけでもないか。なによりも安定を求めるなら2.0.xJP系列もいい選択。それに海外製のモジュールだとXCLでは動かん、ってことも多いし)。まあ、ここの判断はあくまで自分で決めていただきたいので、後から苦情いっても受け付けません、あしからず。

追記 2009/4/3
と以前は書いたのだが、ここ1年で事情もずいぶん変わっている。XOOPS 2.0.xJP系列もXOOPS JPExとしてアップデートが進みそう。また、ImpressCMSも1.1.xからUTF-8をサポートしたので選択肢に入ってきた。XCLは2.2に上がるみたいだけど、今以上にもっさりするのだけは勘弁して欲しいかな。

ホダ塾ディストリビューション

ただしXOOPS Cube Legacyって初心者にとっては大きな問題点がある。というのはインストールパッケージには標準モジュールの類が入っていないのだ。初心者にとってはどのモジュールが必要なのか最初はさっぱりわからないだろうから、これは大きな足かせになる。
ってことでXOOPS Cube Legacy入れたいけどもうちょっと楽できる方法はないか、というと一応ある。それは「ホダ塾ディストリビューション」を利用することだ。これはXOOPS Cube Legacyをベースにまあ必要となるだろうと思われるモジュールと独自テーマがセットになったパッケージで、使い勝手がいい。特に今後必須になるだろうと思われるD3モジュールの基本設定(特にxoops_trust_path関連の設定)をインストール時に行ってくれるので初心者にはお勧めできる。
ただしホダ塾ディストリビューションを利用する場合、ベースパッケージやモジュールのバージョンが最新版になっているかどうか注意が必要だ。というか、はっきりいって最新版である可能性はほぼない。XOOPS Cube Legacy関連はまだ開発途上といってもいい段階なので、バージョンアップがかなり頻繁だ。だからインストールしてもすぐにほぼ全てについてバージョンアップすることになる。まあ、インストールして基本動作を確認するためのベースと割り切った方がいいかもしれない。
またホダ塾ディストリビューションでは、preloadなど細部に変更が加わっている。そのためXOOPS Cube Legacy標準とは挙動が違う、ということも起こる。導入する場合はメリット・デメリットをよく考えてからにしよう。

漢字コードはどうしよう

さて次に考えるのは、漢字コードをどうするか、ということだ。XOOPSでは日本語を使うために2種類の漢字コードを使用できる。それは、EUCとUTF-8だ。
まあ今まではほとんどのサイトがEUCを使ってきたのだが、EUCはUTF-8にくらべて多言語対応が弱い。今後UTF-8で構築した方がいろいろメリットがありそうなのは確かだろう。
ただし現状ではいくつか問題がある。それはUTF-8に対応していないモジュールがあることだ。主要なモジュールの多くはUTF-8対応をすでに終えているが、ちょっとしたモジュールまではその恩恵にあずかってないこともある。まあ、モジュールのUTF-8化といっても既存のEUCで書かれたファイルをUTF-8にコード変換するだけでOKってことも多いので、まあモノは試し、どうしても動かしたいモジュールがUTF-8化されていないようだったら自分でやってもいいかもしれない。
個人的にはUTF-8の方が都合よさそうなので、UTF-8でここのサイトを構築してみた。今の所は目立った不具合は感じていない。

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投票数:95 平均点:6.63
作成:2008-8-3 22:13:05   更新:2009-4-3 22:34:48
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