番外編１ G鯖編

G鯖の闘技場では、今までのS鯖とは少々違った要素が追加されている。ここではG鯖の攻略法を紹介してみよう。

210英雄、225英雄の出現

S鯖では今まで120英雄が酒場で雇える最高価格の英雄であった。G鯖ではこれに加えて、210英雄、225英雄が出現する。もちろん出現率は極めて低い。
210英雄や225英雄の特長は、最初に持っているステータスのボーナスが多いことだ。210英雄で14、225英雄で15のボーナスがついてくる。120英雄が8であるわけだから、簡単にいえば最初から+6や+7の装備を1個持っているのと同じ、ということになる。そのため、Lv1～4クラスの闘技場では210英雄や225英雄は猛威を発揮する。ノーマル装備同士の戦いであれば、120英雄にほぼ勝ち目はない。またこのクラスでは今までのステータスセオリーも通用しなくなる。今までは火力重視で+8の武器を持っていればLv2ぐらいの英雄でも無敵であったが、210英雄、225英雄であれば+6の盾1つで十分に完封できる。
しかし逆にいうと、210英雄、225英雄がその真価を発揮するのはLv1～4クラスのみ、ということになる。Lv5以上のクラスでは、最初に持っているステータスボーナスの有利が、ほぼ誤差と同じになってくるので、120英雄との差がなくなってくる。もし運良く210英雄、225英雄を引いて闘技場で活躍させたいのなら、Lv4で留めておく必要があるだろう。

と、最初は思っていたのだが、実はLv5以降でもクラスによっては210英雄、225英雄が有利なクラスがある。それがどのクラスかは、自分で確かめて欲しい。

酒場でどんな英雄を選ぶか

S鯖で英雄を選ぶ際、「酒場で120金貨で雇える英雄ならなんでもいい」というのが個人的な結論であった。G鯖でも、Lv5以上にレベルアップする英雄なら、このセオリーに変わりはない。
しかし、210英雄、225英雄をLv1～4クラス専用で雇う際は、このセオリーは通用しない。このクラスでは強化できるステータスのMAXが41(なんでそうなるのかは各自計算すること)なので、どのステータスにいくつ数値を割り振るかは、非常に重要になってくる。特にこのクラスは攻撃力やHP、そして防御力の絶対値が低いため、無駄なステータスに2も3も割り当てていると、それは決定的な差となる。
例えば、魅力に3も割り当てている英雄は、ハッキリいって勝てない。魅力に1、そして攻撃爆発、または魔法爆発の指輪を装備すれば、余った2を他のステータスに回せる。同じ225英雄でも魅力1と魅力3では、まるで基本性能が違ってくるわけだ。
そのため、最初にどんなステータスの英雄を雇うかは非常に重要である。単に210英雄、225英雄を引けばいい、というわけではないのだ。G鯖のLv1～4クラスで勝てるのは、本当に闘技場を理解しているプレイヤーでないと難しいだろう。

ステータスの再設定

これは210英雄、225英雄に限った話だが、ステータスの再設定がかなり使える。
Lv4ではレベルアップで上積みできるステータスポイントは3つである。これを英雄画面の初期化で再設定することで、いままでとはタイプの違った英雄にがらりとチェンジすることができる。例えばあと100だけHPが欲しい、といった場合に、他のステータスから割り振ってやることで、それが可能になるわけだ。特にプラス装備の強化と同時にこれを併用すれば、効果絶大である。
ノーマル装備ではプラス装備2つを持っている英雄に勝つことは難しいが、プラス装備1つぐらいなら、ステータスの再設定で結構いい勝負になる。
ただし注意しておかなければいけないことは、初期化を使っても最初のステータスは変更できないということ。無駄なステータスに割り振った1が非常に悔やまれることになる。そのため、最初にどんな英雄を雇うかが極めて重要である。

Lv4プラス装備を入手するには

Lv1～4クラスを主戦場とする場合、絶対に成し遂げないといけないのは、Lv4以下のプラス装備を入手することだ。このクラスでは武器と盾の2つしかプラス装備を装備できない。具体的には侠客の弓、魔鉄の剣、星石の錫杖、後悔の槌、暗黒の盾の5つである。特に、暗黒の盾、そして今回加わった後悔の槌の良装備を引かないと上位進出は難しい。Lv5以上のプラス装備の降級ができない(降級はLv8まで)ので、ガチで入手するしかない。市場で売っていることもあるが、ハッキリ言ってほとんど見かけないし、あってもクズしか売ってないか、神レジェンド並のベラボ～な値段が付いている。まあレア度でいったら、Lv4プラス装備の方が神レジェンドなんかよりも数段上なので、妥当といえば妥当な値段かもしれない。
Lv4以下のプラス装備を入手する方法はただひとつ、青銅の宝箱を開けることである(まあ、拾ってくるっていうのもないことではない)。以前紹介したように、青銅の宝箱を開けるとほんと～にごくまれにLv4以下のプラス装備を入手することができる。そのため、まず考えなければならないことは、いかにして青銅の宝箱を入手するか、ということになる。
これはまずは日常クエスト「英雄への道」をクリアする必要があるだろう。このクエストはLv8までしか受けられないので、なるべく英雄をLv8で留めておく必要もある。
また市場で青銅の宝箱を売っている場合は、それを可能な限り購入することだ。ごくまれにしか出現しないのであれば、とにかく大量に開けるしか解決方法はない。そのための資金として、青銅の宝箱を開けてLv5以上のプラス装備が出た場合、それを市場に積極的に出品しておく。特に序盤ではこれらの装備はよく売れるため、うまく回せば無制限に青銅の宝箱を入手することも可能である。
まあ、宝箱を開けるには鍵が必要となってくる。これはほとんどショップでしか入手できないので、リアルマネーをつぎ込む覚悟のある人しか勧められない。

ああ、もうひとつだけプラス装備を手に入れる可能性がある。まだ俺も実現していないのだが、装備製作で運良くLv4以下の装備を作ってもらうことだ。装備製作はLv5以上の装備しか作ってもらえないが、多少レベルが上下することもあるらしい。ご存知のように装備製作の成功率は極めて低いが、それに非常にレアな条件が重なることになる。本当に出るかどうかは、神(そしてプログラマ)のみぞ知る、というところか。

指輪の選択 ～爆発 vs 迅速～

闘技場では、指輪は攻撃爆発の指輪、または魔法爆発の指輪を装備する、というのは常識であろう。Lv5以上のクラスでは、このセオリーはそのままである。
Lv1～4クラスでは、迅速の指輪を装備することも可能だし、それを使っている人も多い。これは敏速+2、HP+50なので、一見非常に魅力的な指輪である。特にこのクラスでは先行絶対有利であるため、敏速+2の効果は大きい。
しかしあえていうが、やはりこのクラスでも爆発系の指輪が必須といえるだろう。迅速をつけてしまうとほとんどクリティカルが期待できないというデメリットはあまりに大きい。検証してみたのだが、最上位同士の対決では、やはり爆発系有利であった。まあ、嘘だと思うなら、自分で検証することをお勧めする。

装備レベルの変化

G鯖ではいくつか新装備が追加されているし、既存の装備の装備レベルも多少変更されている。特に変化があるのが盾で、信仰の盾のように今までスペシャルだったものがマスターになったりしている。盾というのは貴重品なので、目ぼしい品があったら絶対に見逃さないことだ。
まあ、G鯖では英雄のレベルアップが速いので、順調に成長させていると、あっという間にマスター装備レベルのLv15を越えてしまう。鎧関係も装備レベルが変更されているモノが多いので、どのタイミングで装備強化するかは考えどころである。装備レベル緩和して俺TSUEEEEEEしようにも相手がいない、なんてことも起こる。どのクラスを主戦場とするかは、各自よく考えるようにしよう。

クラスの追加

S鯖ではLv35以降が1クラスであったが、G鯖では、Lv35～39、Lv40～44、Lv45～と3クラスに細分化されている。ここらになると、装備はフルレジェンド、英雄のステータスはALL+10の闘いになるので、マスター以下とは違った闘いが楽しめるだろう。
というのも、ここらになるとトップランクの英雄がほぼ敏捷30%を超えるが、どうやら種族や特技、性別、装備によって先攻の判定があるようなのだ。もちろん闘技は先攻絶対有利なので、このクラスで闘う英雄を選択する場合は、今までのセオリーを考え直さなくてはいけないかもしれない。詳細については、俺も目下研究中である。

超極秘情報 ～Lv4クラスの防具の秘密～

Lv4クラスで変に思ったことはないだろうか。「勇気や博学の強化をしても全然効果がない」と。戦闘結果のパラメータを見ると、明らかに物理防御や魔法防御が攻撃力を上回っているのに、実際にはバンバン攻撃が当たる...
結論からいってしまえば「勇気や博学を強化しても意味がない」のである。確かに強化をすると防御力の数値は上がる。しかし「実際の戦闘には反映されない」のである。だから、勇気の過剰強化なんてことは、まったく意味がない。
これを「騙し」と感じるか「仕様」と感じるかはプレイヤーの自由である。俺としてはS鯖で勇気の強化に疑問を持っていた(なんでノーマル装備なんか強化するの？)ので、この「仕様」には大賛成である。
それに敏捷や精神といったステータスを上げた場合は、数値も上がるし実際の防御力も上がる。いままでLv4クラスではこれらのステータスはどちらかといえば重要視されていなかったが、この仕様変更により、ちょっと違った意味を持つようになってきた。といっても、このクラスではプラス装備を2つしか持てないので、どうするかはプレイヤーの判断に任せられているわけだが。
210/225英雄がLv4クラスの闘技場で強い本当の理由は、ステータスの有利もさることながら、敏捷や精神に2～3のステータス値を持っているからだ。防具の防御数値に意味がないのだから、防御力はこれらのステータスの数値によって決まる。一見、ステータス有利に見せかけて、こんな真相が隠れているのだから、闘技場というのは本当に面白い。
まあ、こういう「仕様」があるのが、上級鯖であるG鯖の面白いところである。俺もこの「仕様」の使い方を、じっくり研究しているところである。

結論 ～一番面白いクラスは?～

これは個人的な評価ではあるが、最も面白いクラスは、やはりLv1～4だろう。
210英雄、225英雄の追加もそうだが、このクラスだと上のクラスの装備の降級ができないので、まさに戦略や運のガチンコ勝負になる。装備の降級、つまりリアルマネーをつぎ込める人間が有利、というのは闘技場マニアとしては少々いただけない。
Lv1～4なら、初心者でも闘技場で遊ぶための基本が十分に体験できる。各ステータスが本当はどんな意味や効果を持っているのか把握したり、装備の入手や強化の実際を体験したりと、闘技場を知りたいならG鯖のLv1～4クラスを遊ぶのは無意味なことではないだろう。また上級者であれば、今までのような大味な殴り合いではなくて、それこそミリ単位の読み合いが体験できる。ここでは本当の意味で強い闘技場英雄でなければ勝つことは難しい。もちろん、それを用意するだけの力量も要求される。
ありあり(装備の降級あり)ならば、Lv5～9あたりも面白そうである。スペシャルだとマスターと違って、プレイヤーのデサインの優劣がはっきりしやすい。かなり手に汗握る対戦が楽しめるだろう。
マスタークラスを堪能するなら、Lv20～24だろうか。征服シリーズはバンバン拾うので市場でもかなり売っている。様々な組み合わせを試してみることができるだろう(まあ、レジェンドを降級されたら勝負にならないけどｗ)。
まあ、あと面白そうなのはLv25～クラスぐらいだろうか。今までレジェンド同士の対戦の経験はないので、やってみたいところである。幸いG鯖はS鯖より英雄のレベルアップが速いので、Lv25までさくさく上がる。ただし、レジェンド装備の最強属性というのは、ほぼ答えが出ている(S3鯖の闘技場ランカーの間で意見が一致している)。まあ、それを確認する必要はあるのだけれど。

と、最初は思っていたのだけど、Lv20～24は非常に面白い。また、やっと分かったのだが、征服セットはLv25以降でも十分に活躍できる。というか、ハッキリ言えばマスターなら征服セット以外は必要ないといえるかもしれない。Lv1～4が初心者が闘技場の基本を覚えるクラスであるとするならば、Lv20以降は、上級者のための応用クラスであるだろう。

Lv25以降のレジェンド戦はやはり見ごたえがある。レジェンドともなると積めるステータスの総数がマスター以下とは段違いなので、破壊力も大きいし耐久力も高い。「レジェンド装備の最強属性」の検証も行ったが、どうも、事はそう単純でもなさそうだ。どうやら最強属性オンリーよりも強い組み合わせが存在する。というのも敏捷は30%あれば十分なので、それを満たせばそれ以外のステータスに振るのも十分にアリなのである。

まあ、何のことなのか分からないのならば、一度闘技場で対戦しましょう。お待ちしております。

G鯖サンプル

G3鯖(Asan)の闘技場にサンプルを置いていますので、ご自分の英雄の強さの目安にどうぞ。

(2011.9.19現在。森高さんは勝率100%挑戦中達成。ミニリンは新世代マスター闘技場英雄完成形、島袋さんは新世代レジェンド闘技場英雄試験機です。)

告知1(2010.12.15)

G3鯖においてギルド「目指せ！七龍の証・虎の穴」を主宰しています。加入条件は特にありません。闘技場に興味のある方は、どうぞ。

告知2(2010.12.15)

G3鯖での封印戦争終了後、「新世代マスター闘技場英雄」「新世代レジェンド闘技場英雄」の作り方を公開します。お楽しみに。