ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む

ログイン

サイト内検索

翻訳

お問い合わせ

  • ArtSoftwareWorks(アートソフトウェアワークス) 担当 竹田津(たけたつ)
  • 携帯電話 090-2404-7400
  • Skype taked2
  • メール taked2@artsoftwareworks.net

サイト内の現在位置です:

 

最近ではYouTubeで塩田剛三の動画を観られる。なんともいい時代になったものだ。しかし、いつ観てもすごいと思う。まずそのスピード。そして身のこなし。一切の無理や無駄がない。「こうやるんだよ」っていってやってみせているのだが、弟子達はどうやったらそうなるのかまるで理解できていない。それも高弟がだ。それに技のひとつひとつが「重そう」だ。武道を究めるとあんな域にまでいっちゃうんだろうな。やっぱすげえぜ、達人。

武道には奥義と呼ばれる類の技がある。

これらの多くは口伝とか一子相伝とかいわれており、武道なり芸術なりある一定のレベルからは感性がモノをいう世界では、個人の到達した境地はあくまでその 個人のものであって、それは容易に他者に伝達することが難しい。そのため、奥義を伝承することは基本的に不可能だ…と思われている。

それに奥義のもつ絶対性も問題となる。奥義というのは、それが発動したら理も非もなく勝負が決してしまうもので、もしそうでないものは奥義ではない。以前 あるバカが「武道とは流れである」とかわかったようなことを抜かしていたが、奥義が発動すれば流れもクソもない。それで終わりなのだ。もし公衆の面前で公 開しても、観衆もかけられたほうも何が起こったのかさえ理解不能なモノ、それが奥義だ。

架空戦記「GameDojo大戦」(仮名)では、奥義の類がいくつか発動している。その解説までていねいに行ったが、まあほとんど理解不能だろうし、まね しろといっても誰もまねできないだろう。だから安心して公開した。ただし、奥義というのは摩訶不思議なものではなくて、ちゃんと物理的な基礎理論があって 成立している。いわれれば小学生だって理解可能な、極めて平易で算数程度の理屈でわかるものだ。もしそれが理解できないというのなら、それは本当に小学生 レベルの理解力もないか、「技とは複雑玄妙なものである」という先入観が強すぎる場合だろう。まあ、理屈がわかったとしてもそれができるかどうかはまた別 の話であるが。

宮本武蔵の技は相伝不能といわれた。それは武蔵の技があまりに卓絶していたからではなくて、あまりに単純平明すぎて、常人ではその鍛錬に必要な、ある意味 退屈さに耐えられないからだろう。誰だって地味な基礎練習よりもちょっとした技巧を覚えたがる。しかし、本当の技と言うのは基本の中にある。剣が相手の倍 速ければ、どんな小手先の技巧も意味がない。奥義というのはそんなものなのである。


XPressME Ver.1.09 (included WordPress 2.7.1) (0.985sec. )

ページの終端です。ページの先頭に戻る