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TOP  >  ドキュメント  >  小説  >  架空戦記「GameDojo大戦」(仮名)  >   「何かある」

「そんなバカなことはない」

 今やゲーム業界は、日本のコンテンツ産業として最も脚光を浴びている分野である。小中学生に将来なりたい職業を質問をすれば常に上位を占め、有料の「ゲーム製作専門学校」が花盛りである。そんな中で一文の得にもならない「無料」でゲーム作りのノウハウを教えるはずがない。これが名も知られないソフ トハウスなら、まだ話も分かる。話題づくりのため、というのは大きなメリットがあるからだ。
しかし、相手がアルファシステムとなると少々話が違う。というのも竹田津はちょうどアルファシステムのゲームを遊んだばかりだった。
「高機動幻想ガンパレードマーチ」というのがそのゲームのタイトル。パラレルワールドに生きる少年少女達が、幻獣を相手に生き抜くロールプレイングゲーム で、まあ箱庭ゲームの一種といえるだろう。ガンパレードマーチの売り文句は「AI搭載」。ただし竹田津は「AIの要素は全然ない。まあ、一般人相手の誇大広告だろう」というのが実感だった。
それにしても、AI搭載と思わせるほどの技術力のある会社が、単なる宣伝目的で「無料でゲーム製作のノウハウを教える」わけがない。

「何かある」
竹田津の頭脳はフル回転を始めた。

(*注意* 登場する人物、団体等は、全て架空のものです)

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作成:2008-7-26 19:31:42   更新:2008-7-27 16:09:55
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