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家庭用NASを選ぶならコレ! LS-QVL/1D(BUFFALO)

NAS(Network Attached Storage - ネットワークアタッチドストレージ)とは、LAN全体のファイルの格納/管理を一手にまかなう大黒柱。ホームLANを構築する場合に最重要コンポーネントのひとつである。無線ルーターがネットワーク機器の管理面の司令塔だとすれば、NASはファイル管理面での大型格納庫といえるだろう。

今、ホームLAN用にいくつかの製品がリリースされているが、俺が自信を持ってお勧めしたいのは、LS-QVL/1D(BUFFALO)である。もちろん、俺自身もこの製品を身銭を切って買ったわけで、そりゃ企業向けの高価なNASなんかとは比べモノにはならない、仕方ねえ部分ってのは確かにある(アクセス速度とかさ)。しかし、「え~、でもこれはやっぱ外せねえだろ」ってトコもあった。それはだねえ...。

絶対に必要な機能、それは「ディスク増設機能」

NASというのはまあ商品上の分類であって、LANの機能上の分類としては「ファイルサーバー機能」となる。そしてファイルサーバーに最も必要とされるのは「格納するデータが増えたら、容易にディスク増設できること」、これはある意味、基本中の基本なのである。しかし各メーカー共、「家庭用」の呪縛から離れられなかったのか、この機能を適当な低価格で提供している例はごく少ない。俺の購買選択候補に残ったのは、LS-QVL/R5とLS-QLV/1D(ともにBUFFALO)だけである。他の製品は全部失格。「NAS」というのなら、最低4ドライブぐらいまでは拡張できて当たり前なのに、である。ハッキリ言って、ホームLANのNASではRAID1なんて機能は使いようがない。それにどうせこの価格帯のNASだったらRAIDといってもソフトウェアRAIDが関の山だろう。であれば、素直にネットワークドライブ2つで使った方が信頼性の面からも容量の面からもナンボかマシである。

で、その残った2つの製品だが、違いはサポートしている1台のドライブ容量の差、である。LS-QVL/R5が2TBドライブまで、LS-QLV/1Dが1TBドライブまで、ということになっている。でも、こういう製品の場合、スペックをそのまま信じ込むというのはト~シロもいいとこ、である。個人的にまあ、LS-QLV/1Dで間に合うデータ量だったので、とりあえずそっちをチョイスしたのだが、後で2TBドライブ(もちろん非純正メーカー)を差し込んでみたところ、ちゃんと認識する。つまり、LS-QLV/1Dでも、2TBドライブ×4構成は可能なのである。であれば、機能にこれといって致命的な差がないのだから、価格の安い方をチョイスするのが、賢い消費者ではないだろうか? 特に製品一覧にあるうちに買ってしまうのが、吉だと個人的には思う。

一応、RAID5も組めることになってはいるのだが、個人的にはそんな危ないモノ(ソフトウェアRAID)なんか使わずに、潔くネットワークドライブ×4で使うのが、後々のためにもお勧めだとは思う。

LS-QVL/1Dの裏技機能「telnetログイン」

LS-QVL/1Dというのは海外でもかなりヒットしたモデルで、この手の製品にありがちなハック集団が存在している。そのハック集団が、LS-QVL/1Dのtelnetログインを解析してるのだから、話は穏やかでない。つまり、格安NASを買ったつもりが、超々々々格安Linuxサーバーを買ったことになっているのだ。ホームLANにLinuxサーバー、それも常時通電サーバーがあると、どれだけ可能性が広がるかは、マニアな貴方なら、よくご存知であろう。その意味からも、「LS-QVL/1Dは買い」なのである。

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作成:2011-9-10 14:45:11   更新:2011-9-24 2:41:14
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