MAGNA FIFTYには燃料計がない。普通は距離計を見てガソリンを入れているだろう。うちもそうなのだが、年とってくると細かい数字を覚えるのが億劫になる。
そのため、エースウェル 2802 多機能デジタルメーターのトリップメーターの2番に、前回給油してからの距離を入れておくようにしてる(つまり、給油するたびに、トリップメーターをリセットする)。うちの場合、リッター45Kmぐらいなんで、大体200~300Km走ったら給油する、って感じ。
MAGNA FIFTYでは8000回転以上回すとCDIでリミッターが働いて、それ以上過剰に回らなくなる。それをカットするには、ノーマルCDIの場合は、ピンクの線を抜いてやればいい。社外品のCDIに交換する方法もあるが、ノーマルエンジンだとそんなに際立った違いは感じられないし、スタンドが立っている時のセフティが働かなくなることがあるので、ノーマルCDIのままカットしてしまうのが簡単である。
スタートの加速を良くするには
MAGNA FIFTYはノーマルの状態では1速がほとんど使えない。1速に入れるとスグに回転数が上がってしまい、ほとんど間髪入れずに2速に入れてしまうことになる。しかし、そうすると今度は加速が悪くなってしまい、スクーターあたりにもスタートで置いて行かれることになる。MAGNA FIFTYがのろまな亀と言われる所以だ。これを解決するには、スプロケットの構成を替えてやる必要ある。スプロケットは標準ではフロントが15丁、リアが42丁である。で、普通は加速重視となると、フロントの歯数を落とすのがセオリーである。しかし、実はこれをやると2~4速のバランスが悪くなってしまい、非常に乗りにくいバイクになってしまう。そこでお勧めしたいのは、フロントを逆に上げてやることである。フロントを16丁、リアを40丁にするわけだ。これは通常は最高速重視するときのセッティングであるわけだが、こうすると適度に抵抗が加わって、今まで使えなかった
1速が使えるようになってくる。すると、結局はスタート時の加速の問題も解決される。しかも最高速も4~5km/h伸びるし、4速が7500回転ぐらいで頭打ちになるのでエンジンのパワーを無駄なく使えるようになって、随分乗りやすくなる。スプロケのセッティングに悩んでいる場合は、騙されたと思ってやってみて欲しい。うまくいくからw