森高千里 
竹田津恩が好きだったアイドル歌手。
最近でこそ大塚愛にその場を奪われたけど、以前は女の歌が聴きたくなると必ず森高をかけていた。俺が好きなのは前期森高で、中でも「だいて」は何回聴いたか分からない(絶対あの歌には呪術がかかっている)。
ファンクラブにも入っていて(今みたいにインターネットが普及していない時期だったから情報入手も大変だったんだよね)、関東近郊のライブには必ず行った。
旦那の江口洋介とは笹塚の駅ですれ違ったことがある(らしい。俺、その時、彼女と一緒で、後で「ねね、今の江口洋介だよ」といわれた。全然、目に入らなかったんだよね)。そういやまだ二人が付き合う前に、ミュージックステーションで江口が森高をガン見してたのが印象に残っているな。
生きているうちに一度でいいから、生森高とお茶でもするのが俺の夢かな。いや、別に何にもしないからさ。
森高千里1 
昨日、TVで動いている森高千里を観た。実は俺の誕生日だった。
いやー、すげー、ひさしぶり。大体、ミュージックステーションを観ること自体、かなりひさしぶりの事なのだが、そのたまたま観た画面に森高が映ってる。なんたる、幸運。
森高は俺の青春時代のアイドルだった。東京に住んでいたときは、関東近郊のライブにはかかさず行った。宇都宮ぐらいまでは、余裕だったな。ファンクラブ (ジュリア)にも入っていた。当時はインターネットなんて便利なモノはなかったからさあ、とにかく森高の情報を集めるためなら、考え付く限りのことをした。まあ、同棲時代に一緒に住んでいた彼女が、TVに森高が映ってるのを俺が観てたら、包丁持って後ろに立ってた、なんて笑い話もあるぐらい。
森高のどこが好きだったかというと、あのイナタさ。きれいな女でビジュアル的には完璧なんだけど、どこか垢抜けないんだよね。東京に上京して、精一杯ツッぱってる感じがしてさ。俺もそうだったから、すごい親近感があった。
昨日TVで観た森高は、すっかりいいお母さんになっていて、落ち着いた感じがした。子供も小4と小1かあ。かわいい盛りはちょっと過ぎて、これからは受験に頭を悩ませる日々が続くんだろうな。まあ、お母さん、がんばってください。
子育てもひと段落して、また芸能活動復活させるのかな。ファンのひとりとしては応援したいところ。まあ、「生森高とお茶でもする」という俺の夢がかなったら、うれしいのだけど。
森高千里2 
森高千里は、史上最強のライブ女王である。
この前、森高をTVで観た話を書いたが、懐かしくなってYouTubeで森高の映像をいくつか観てみた。森高の映像というと、TV番組の映像も多いのだが、やはりその真骨頂はライブであろう。しかも、その全盛期というのは、ごく初期から中期にかけての数年(多分、アルバム・古今東西ぐらいまで)であって、渡良瀬橋以降のアーティスト・森高になっては俺は何の興味もない。全盛期の森高は、まさに「怒れる森高」といってもいい状態で、ほとんど神がかり的な圧巻ライブであった。後期森高は「いいお姉さん」になってしまい、歌の完成度は上がったのかもしれないが、逆に内圧は落ちてしまった。私がおばさんになっても、は確かにいい曲ではあるが、あれは同窓会ソング(今、歌うと、女盛りは39、になるのかね?)であって、俺の胸には届かない。まあ、確かに俺は若い娘が好きだけどなw
山下久美子は、総立ちの久美子と言われたが、森高は、まあ、全立ちの森高、といってもいいだろう。もちろん、いろんな意味で。論より証拠、例えばこんな曲だ。
もう、むちゃくちゃである。詞も無茶なら、歌い方も苦茶。「私がお嫁にいくなら、悪いけどあなたよ」、これを聞いて、嫁に貰わない男は、男じゃないだろう。
俺が森高のベストに推すのがLET ME GOだ。「あなたのような逞しい男の人は、一人もいないのよ」、声が裏返る直前まで上げていく。これでグラッとこない男はインポである。
この夏、A-Nation09松山公演を観に行ったのだが、なんか、浜崎といい、倖田といい、「ライブなんてこんなもんでしょ」みたいな、ヘンな開き直りがあって、全然楽しくなかった。まあ、TRFや大塚あたりは、それなりにがんばっていたとは思うけど。なんか、今のライブって、ビジネスとしての型、みたいなものがあるような感じで、今の若い人はかわいそうである。
森高のライブには、予測不能の衝動があった。森高と同時期の青春を過ごせた俺は、幸せ者である。
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