尾崎豊

尾崎豊

俺は「嫌いな人物」に名前を挙げるとき、基本的に存命中の人物しか挙げない。なぜかというと、死んだ人間では俺に反論できないし、反省することもないからだ。卑怯なまねは極力したくない、ってのが俺のモットーである。しかし、中には例外もある。尾崎豊がそうだ。

尾崎豊ってのは、今でも多くの若者に熱狂的に支持されているらしい。確かに彼の歌った曲には、若者が持つ社会への憤りが歌われている。いまだに多くの若者が共感している、ってことは、それだけ社会の閉塞感が厳しいってことの証だろう。

しかしなあ、尾崎の歌ったことってのは、単なる甘えだぜ。俺が特に嫌いな歌詞に「盗んだバイクで走りだす～」ってのがある。あのなあ、お前は盗んだバイクで走って気持ちいいかもしれないし、社会への反抗を表現してるかもしれないけどさあ、バイク盗まれたほうはどないしてくれるっちゅうねん！ ふざけんじゃねえぞ。そのバイク、もしかしてバイト代をコツコツ貯めて、なけなしの金でやっと買ったバイクかもしれないじゃねえか。それなのに、自分の一時の快感のために盗んで、しかもそれを歌詞として堂々と歌うなんて、ひどすぎる。

一応、俺が死んだら、あの世で尾崎とはきっちりカタつけてやる。楽しみにしてな。

外部リンク

• WikiPedia.ja:尾崎豊