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Wikiである anchor.png

xpWikiはWikiの一種ですから、Wikiの持つメリットがそのまま発揮されます。

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ページの作成・編集・削除が容易 anchor.png

ホームページを作る場合、通常はホームページビルダーやDreamweaverといったホームページ作成ツールを使いHTMLでページを記述し、それをFTPでWebサーバ上にアップロードする、という手順を踏みます。そのため内容を修正したい場合、作成ツールで修正、アップロードの手順を繰り返すことになります。それにオリジナルの内容をどこかローカルに保存しないといけないため、履歴管理や複数の人が共同で編集するには難しい面があります。またページ間のリンク構造は人間が手動で管理しなければなりませんので、数ページのホームページならともかく、数百~数千ページとなってくると、管理が破綻するのは目に見えています。
Wikiの場合、コンテンツはすべてサーバ上で管理しているため、オリジナルデータをローカルで管理する必要がありません。ページの作成、編集、削除もブラウザさえあればどこからでも作業が可能ですし、共同作業も容易です。履歴をさかのぼることもできるので、前の内容に戻したいといったことも簡単にできます。またページ間リンクもWikiエンジンが自動で管理してくれるので、サイトのWiki内ではリンク切れが起こりません。
Wikiでは「後でページを作りたいけど、今は書けない」「ここの内容を別ページとして詳しく記述したい」といったときに、簡単にページの追加、変更ができます。そのため、最初から完璧な構成のページを作らなくても、じょじょに完成形を作り上げていく、といった作り方が一般的でしょう。

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書式が簡単 anchor.png

ホームページはHTML(またはXHTML)と呼ばれるマークアップ言語によって記述されます(ホームページビルダーのようなWYSIWYGエディタを使っても、最終的にはHTML構文のテキストになります)。しかしHTMLはかなりの数の構文やオプションを装備しているため、一般の人には記述が難しいという難点があります。またHTML自体も数度のバージョンアップによって規格が変更されている上、ブラウザの種類によってはその再現が微妙に異なるといった「方言」の問題があります。それに基本的な問題として「タグが入れ子で閉じていなければいけない」という制約があり、複雑な構造のテキストになってくると、それを手動では保証する手段がありません。
Wikiでは「Wiki書式」と呼ばれる構文によってページを記述し、それをWikiエンジンが自動的にHTML構文に変換するという仕組みになっています。Wiki書式はHTMLにくらべると覚えておかなければならない書式が少ないため(10個ぐらいのWiki書式を覚えるだけで基本的な使い方はできます)、習得も容易です。また多くの書式は入れ子になる必要がないため、破綻が起こりにくくなっています。しかしその反面、HTMLよりは細かなページ表現ができないため、特にレイアウトの面で制約があります。これはWiki自体のコンセプトが「表現よりも内容を重視する」ためで、ある意味Wikiを使う上での限界といえるでしょう。

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論理的な構造のページが作成できる anchor.png

HTMLでは文書の構造を規定していません。そのため、論文のようなタイトル、見出し、本文、注釈といった論理的な構造のはっきりした文書を書くには、書く人間が頭の中ですべてを把握しなければなりません。
Wikiでは「見出し」を意識し、見出しのレベルを上げたり下げたりすることで、自然と論理的な構造のページを書くことができます。 ワープロの機能でアウトラインプロセッサと呼ばれるものがありますが、例えばレベル2の見出しを章、レベル3の見出しを節というように意識することで、長文でも内容が把握しやすくなります。
これは別に人間向けだけのメリットにとどまりません。多くのサーチエンジンではボットと呼ばれるプログラムが自動的にページの中身をサーチするわけですが、この際に論理的な構造のページの方が好まれる(?)ようです。

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レイアウトが統一できる anchor.png

複数の人間でサイトを編集している場合、どうしても全体の統一がとりにくい傾向があります。文書の構造をどこまで意識するかどうかは人によって異なりますし、HTML構文の使い方もばらばらです。
Wikiというのは表現をある程度制限することによって、全体で統一されたレイアウトのサイトをつくることができます。また内容とレイアウトをうまく分離することで、サイトデザインの外見上の大幅な変更を少ない手間でできるようになります。WikiのようなCMS(コンテンツマネージメントシステム)は「コンテンツの内容とデザインを分離する」という大原則(つまり内容にHTMLを書かない)を手軽に実現できるツールといえるでしょう。

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PukiWikiベースである anchor.png

PukiWikiは、結城浩氏のYukiWikiをベースにPHPで書き直した国産Wikiクローンで、国内では多くの稼動実績があります。そのため、xpWikiはPukiWikiのメリットも享受することができます。

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PukiWikiのWiki書式が使える anchor.png

Wikiの書式はHTMLにくらべたら簡単ですが、結構深刻な問題もあります。それはWikiの実装があまりに多いため、Wiki書式の統一的な規格というものがないことです。そのため、Wikiの種類が違えばWiki書式の細部が異なると思っておいた方がいいでしょう。*1
PukiWikiユーザーであれば、xpWikiでのページの編集も基本的には一緒です。ただしWikipedia(MediaWiki使用)やマークダウン記法とは異なりますので、注意が必要です。

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プラグインにより機能を拡張することができる anchor.png

Wikiでの記法に慣れてくると、基本の機能が限られているのでもう少し機能を拡張したいという要望もでてきますが、PukiWikiではプラグインの追加により機能拡張をサポートしています。「カレンダー」「メモ」「投票」といった有用なプラグインは標準パッケージに同梱されていますし、有志のユーザーさんが配布している場合も(中には「HTMLの構文がそのまま書ける」といった過激なプラグインも)あります。もちろん腕に自信があれば自作することもできます。
ただし、xpWikiではPukiWikiのプラグインがそのまま動くことは保証されません。プラグイン変換ツールがありますので、変換しただけで動くケースもありますが、基本的に動作確認は自己責任となるでしょう。*2
なお、xpWikiには独自のプラグインもパッケージに同梱されています。

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スキンの変更によりデザインを変えられる anchor.png

ホームページにとって、見た目は結構重要です。というよりサイトの第一印象はほぼ見た目で決まるといっても過言ではないでしょう(それに他のサイトと同じようなデザインでは納得がいかない、というこだわり派の方もいるのでは?)。PukiWikiでは「スキン」と呼ばれる見た目をかえる仕組みがあります。これはコンテンツの内容と独立して設定できるため、内容は同じでも見た目をがらりと変えることができます。また多くの人がスキンを配布していますので、デザインに自信がない人でも、納得のいくスキンをみつけることができるでしょう(かな?)。
xpWikiの場合、加えてXOOPS自体のテーマ変更によって見た目を変えることができます。ブロックの配置機能を使えば、スキンを変更せずにメニューや変更一覧といった内容のブロックの位置を変えることができます。また、xpWikiの標準スキン「PukiWiki」を使えば、表面上はXOOS上で動いているとは見えないデザインにすることもできます。

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ファイルを添付することができる anchor.png

Wikiというのはどちらかというとテキスト指向のシステムです。しかし、図や写真を貼りたいというのはホームページを作っていると、どうしても出てくる要望です。PukiWikiではGIFやJPEGといったファイルを「添付」することで、イメージをページ内に貼り付けることができます。
しかし添付できるファイルは、イメージだけにとどまりません。zipやdocといったデータファイルも添付することができるので、簡単なダウンローダーを実現できます。つまりWebサーバ上の汎用のファイルマネージャとして使うことも可能です。

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XOOPSモジュールである anchor.png

また、xpWikiはXOOPSモジュールである、というメリットも併せ持っています。

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ブログなど他のサービスと組み合わせることができる anchor.png

PukiWikiやMediaWikiなど通常のWikiクローンは、Webサーバ上のすぐ上のアプリケーションとして動作しています。そのため同じサイト上でWiki以外の機能、例えばブログなどを提供しようとすると別のパッケージを入れる必要がありました。しかし、そうなるとデザインやユーザーインターフェイスの統一は難しくなってきますし、バックアップなどの管理の手間も複雑になります。
xpWikiはXOOPSモジュールであるので、ブログや掲示板といった多彩な機能をXOOPS下で統一的に管理、提供することができます。これはセキュリティを守る上でも重要な意味を持っています。インターネット上に公開しているサイトとなると、最近ではアタックやスパムの被害が多く、その対応までWikiエンジンに組み込もうとするとかなりの手間ですし現実的ではありません。XOOPSであればセキュリティ防御に特化したモジュールと組み合わせることができるので、Wikiエンジンの肥大化(ひいては脆弱性の増大)を防ぎ、Wiki本来の機能強化に集中することができます。
またxpWiki特有の機能に「Wiki書式レンダラー機能」があります。これはWiki書式をxpWiki以外のXOOPSモジュールで利用できるようにする機能で、これにより利用者にHTMLを一切書かせないでリンクを指定することも可能です。

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編集・閲覧権限を細かく設定できる anchor.png

Wiki本来のコンセプトでは「誰でも自由に編集ができる」というのが大きな魅力でした。例えばPukiWikiなどでは「誰かが勝手に編集(書き換え)してしまうのですが?」という問いには「Wikiとはそういうものです」と答えています。しかしこれはちょっと極端すぎる意見でしょう。Wikipediaの不毛な編集合戦がいい(悪い?)例ですし、特に企業がWikiを提供している場合などは信用問題にもなりかねません。しかしWikiエンジンに本格的なアクセス制御を組み込もうとすると、それは非常に大変な話になってしまいます。
xpWikiではXOOPSのユーザー管理機能を利用して、ページごとにユーザーやグループによる編集、閲覧権限を設定することができます。ゲストには閲覧のみを許可し、編集は限られたメンバーのみで行うことも容易です。

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コメントをつけられる anchor.png

Wikiは文書を育てていく楽しみがあります。しかし表示されるのは常に最新版のため、どのような理由で変更があったのか後からでは分かりにくい場合もあります。また限られたメンバーだけでページを編集しているとどうしても意見が偏りがちになります。そのためxpWikiではページにコメントをつける機能が用意されています。編集権限とは別にゲストにコメントをつけられるようにしておけば、Wiki本来の魅力を引き出すことができるでしょう。コメントをつけるには以下の方法があります。

  • commnetプラグイン - commentプラグインを使って、ページにコメントを追記していく
  • D3フォーラムコメント統合 - XOOPSのモジュールであるD3Forumのコメント統合を使ってページ下部にコメントを追記する
  • 付箋 - 付箋機能をつかって、コメントをポストイットのようにページに貼り付ける
  • Note - ページごとに用意されるノートを使ってコメントを記述する

すべての機能を使う必要はありませんが、用途によってコメントの方法を選択することができます。

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同一サイト内に複数のxpWikiを設置できる anchor.png

xpWikiはD3モジュールという構造になっているため、同一サイト内で複数のWikiを設置することができます。公開用と特定ユーザー用や、正式版と実験版、また特定の用途別のWikiを別々に提供することができます。また、それらのxpWiki間のリンクもサポートされていますので柔軟な運用が可能です。

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多くのXOOPS環境で動作 anchor.png

XOOPSにはXOOPS2.x、XOOPS Cube Legacy、XOOPS JPEx、ImpressCMSなど様々な派生版がありますが、xpWikiは現行のほぼすべてのXOOPS環境で動作が確認されています。またEUC-JP、UTF-8にも対応していますので、日本語を含むマルチバイトの文書も扱うことができます。


*1 Wikiによる細かな書式の違いを知りたいなら、WikiMatrixで代表的な構文を調べることもできます。例えば「見出し」の構文は、PukiWikiでは「* 見出し」ですが、MediaWikiでは「== 見出し ==」です。
*2 xpWikiでのプラグインの動作状況についてはxpWiki/変換プラグイン動作状況一覧を参照。


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最終更新: 2009-07-27 (月) 07:52:14 (JST) (5384d) by taked2

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