複雑学系的政治論

複雑学系的政治論

『複雑学系的政治論』(ふくざつがくけいてきせいじろん)とは、複雑学系における政治の考え方である。

政治の定義

• 複雑学系における政治の定義とは「コミュニティを存続させるために必要な技術およびその運用」である。
• コミュニティの規模は問わない。大は国家から、会社、家庭、恋人関係に至るまで適応可能である。
• コミュニティを存続させたくないのであれば、政治は不要である。

主な政治思想

主な政治思想には以下のようなものがある。

資本主義

• 「対価に見合う(またはそれ以下の)労働を提供する」という考え方。現時点では最も賛同者が多い。

共産主義

• 「対価に関係なく労働を提供する」という考え方。よほどの善人か趣味の人、もしくは完全にマインドコントロールされた人以外の賛同は得られにくい。

民族主義

• 「対価ではなく血縁を重視して労働を提供する」という考え方。普通、これから逃れることは非常に困難。

これらはドラえもんの中で象徴的に描かれている。「のび太＝共産主義」「スネ夫＝資本主義」「ジャイアン＝民族主義」という枠組みで見れば容易に理解できる。ちなみにドラえもんとは「法家主義」である。

主な政治形態

主な政治形態(コミュニティの運用方法)には以下のようなものがある。

君主制(独裁制)

• 一人のリーダーによってコミュニティを運営していく方法。 意思決定はリーダーの独断による。
• 長所は迅速な対応が可能である点と、コミュニティにリーダーの意向が反映されやすい点である。
• 欠点は一般参加者の意向が反映されにくい点と、リーダーの資質に問題があるときやリーダーが不在になったときにコミュニティの存続が危ぶまれる点である。

寡頭制

• リーダーと少人数の選ばれたメンバーでコミュニティを運営していく方法。意思決定はメンバー内の多数決によることが多い。
• 長所はリーダー不在になってもコミュニティの存続には問題のない点とある程度の一般参加者の意見が反映されやすい点である。
• 欠点はメンバー内の意見が同数で分かれた時に意思決定ができない点と、どのようにして運営メンバーを選ぶかという点にある。

民主制(衆愚制)

• 参加者全員がコミュニティを運営していく方法。意思決定は参加者の多数決によることが多い。
• 長所は参加者の意向が反映されやすい点である。
• 欠点は迅速な対応が難しい点と、大多数の参加者の資質に問題があるとき人災が起こりやすい点である。